図書館散策の際に、偶然見つけた本を面白く読めた。どれもタイトルが気になり、表紙の雰囲気がよいものだった。今回は小説に絞って、気になるタイトルとジャケットの本を見つけて読んでみることにした。
やってみたこと
図書館の小説の棚の前でタイトルを目で追う。作者名を見ないようにしながら。
気になるタイトルの本を棚から取り出し、ジャケット(表紙の雰囲気)を見る。よければ確保し、好みでなければ棚に戻す。
また同様にタイトルを目で追い、気になるタイトル&ジャケットが好みの本を確保。
5冊を確保し閲覧席で順番に読む。
『本と暮らせば』出久根達郎
興味を持って読み進められる
『新宿遊牧民』椎名誠
興味を持って読みすすめられる
『日本橋バビロン』小林信彦
タイトルとイラストと内容が想像と違い、あまり入り込めずに終わる
『バガージマヌパナス』池永永一
興味を持って読みすすめられる
『ロック母』角田光代
のめり込んで読み、1つ目の話をその場で読み終える
楽しめたこと
- 気になるタイトルが見つかること
- タイトルはよいがジャケットがいまいちなものもあること
- タイトルがよくジャケットも好みの本があること
- タイトルがよくジャケットも好みの本を興味深く読めること
- 本を読むこと
やってみてわかったこと
- 惹きつけられるタイトルの本があること
- タイトルもジャケットも惹きつけられる本があること
- タイトルもジャケットも惹きつけられる本は内容が気になる(読みたい衝動)
- タイトルとジャケットは内容の世界観をよく表していること
- タイトルとジャケットの世界観に惹かれた本はのめり込んで読める
- 粗筋はいらない
- 誰が書いたかは必要ないかも
- 口コミや星評価のような他人の評価がない方が内容をそのまま楽しめる
ざっと歩いただけでも惹きつけられるタイトルがとてもたくさん見つかった。おそらくタイトルをもとにジャケットを想像(期待)しているので、ハズレでもなんだか楽しかったりする。ジャケットが想像(期待)に近いと、今度は内容の想像(期待)する。その想像を確認したくて読みたいという衝動に駆られる。読み始めて文体とか設定に違和感がなければ、どんどん読み進めたくなり、さらさら文章が入ってきて、物語にすうっと入り込める。
粗筋は必要ないし、誰が書いたかも必要なく、このタイトルとジャケットの世界観はどういうことなのかを知りたくて読み進めるうちに物語の中に入っている。たくさんある物語を気になる題名とジャケットから選ぶとこんなにもハマって読める。
何某さんが書いた本はどうしても何某さんが書いたという前提で読んでしまうし、星評価3.2の本はそれがちらついて読んでしまうし、物語を読む上での雑音になっていることを今回のジャケ読みを通して実感した。
あそび方
小説コーナーでタイトルを流し読みする(作家名は見ない)
気になるタイトルの本があれば棚から取り出しジャケットをみる
ジャケットが好みでない場合は棚に戻す
ジャケットが好みの場合は確保する
3~5冊くらい確保したら閲覧席で作者や粗筋など確認しないで読む
備忘録
『本と暮らせば』出久根達郎
平野甲賀さんの装丁
文中に紹介されている本も読んでみたい
『新宿遊牧民』椎名誠
緑の大地にいそうな遊牧民と新宿というギャップがおもしろく読める
井上ひさしさんの雰囲気を感じた
『日本橋バビロン』小林信彦
文字の書体?
『バガージマヌパナス』池永永一
得体の知れない単語とそれを補ってくれる絵
物語の設定も興味深い
『ロック母』角田光代
全部真っ黒(文字は銀色)なのがかっこよくて
1つ目の短編は引き込まれて読み切った